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主な対応疾患・治療

腎・尿管結石

尿をつくる腎臓に結石がある状態または腎臓から膀胱に尿が流れる管である尿管に結石がある状態です。

腎臓に結石があるだけでは、症状がない場合が多いです。尿管に結石が流れ、詰まると疝痛といわれる激しい痛みが来ることがあります。 痛みを取りつつ結石が早く尿とともに膀胱に流れ出るように薬を使います。痛みが長く続くときや、結石が大きいときは手術が必要となります。

膀胱炎

女性に多く、排尿時の痛み、頻尿、尿が濁っているなどの症状があります。多くは膀胱内に細菌感染が起きたための症状です。細菌を抑える薬を使いつつ、水分を多く採り排尿を促すことが大切です。ただし頻回に繰り返す時は他に原因がないか、詳しく調べる必要があります。

過活動膀胱

何らかの原因で膀胱が過敏となり、頻尿や切迫性尿失禁がある状態です。そのため過活動膀胱状態となっている原因見つけることが大切です。原因が明らかとなればその治療を、原因がはっきりしないときは症状を抑える薬を使います。

腹圧性尿失禁

お腹に力が入ると尿が漏れる状態です。咳やくしゃみをしたら、走ったら、立ち上がったら漏れてしまう人が多いです。失禁の程度によらず、こうした経験は女性の約8割にあるとされています。骨盤底筋肉を鍛える体操を行い、薬を使います。状態によっては手術が必要となります。

前立腺肥大症

前立腺は男性のみにあり、膀胱のすぐ下にあるクルミ大の臓器です。尿道を取り囲むようにあります。

50歳代から前立腺が大きくなる人がおり、そのことで尿道が圧迫され尿が出にくい、尿が近いという症状がでます。現在は各種の薬があります。状態によっては手術が必要なこともあります。

前立腺がん

日本で男性のがん罹患率の1位です。高齢者に多いですが、50歳を過ぎると増えてきます。早期発見に人間ドックや健診で血液検査のPSAという項目を受けることをお勧めします。治療は病状、年齢によりかなり幅があり、手術・放射線・ホルモン治療が行われます。

陰嚢水腫

陰嚢が大きくなり気づきます。睾丸(精巣)と陰嚢の間に液体が溜まる状態です。溜まった液体を針で抜きます。ただし頻回に直ぐに溜まる様なら手術をお勧めします。

陰嚢が1週間程で急速に大きくなるなら睾丸(精巣)腫瘍の可能性があります。気が付いた時点で直ぐに受診することが大切です。

血尿

血尿には目で見て赤い事がわかる血尿(肉眼的血尿)と自分では気が付かないが尿検査で指摘される血尿(顕微鏡的血尿)とがあります。肉眼的血尿は原因が特定されることが多く、顕微鏡的血尿は原因が特定されないこともあります。何れの血尿も尿路(腎臓・尿管・膀胱・尿道)のどこかで血液が混ざっている状態です。血尿が出ている人の一部の人に重大な病気が見つかります。

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